STILE Fの想い③
Ciao a tutti!
先程インスタグラムの投稿をしたところという事もあり、現在「いいね」の通知音の中Blog作成しています、La ringrazio di cuore!!。従来クラッシックを推奨している私ですが、STILE Fを開業してからはSNSのありがたさも痛感しています。世界中の方々に情報発信ができ、従来なら出会うことのできない方々とつながり、その中には私の考えと共鳴して頂ける方との出会いも・・なんと素晴らしいことでしょう。その想いの一部を本日はご紹介します。師匠フランコミヌッチ氏は、ヨーロッパの名品の数々から自身の審美眼で選んだ洋服をTIE YOUR TIEに並べていました。それと並行して注力していたことが、地元フィレンツェの仕立屋を守ることでした。『Sartoria Seminara』や『Giovanni Maiano』等サルトとしての実力はありながらも、ミラノやナポリの有名サルトからは知名度という点では遅れをとっていました。ミヌッチ氏は生涯をかけて彼らを守ることや事業の存続の協力に尽力していました。私がSTILE Fを始めるにあたって決めていたことが2点あります。一点目は、『TIE YOUR TIEの商品は必ず扱うこと』、二点目は、『地元の職人を使わせてもらうこと』です。一点目は、私のフランコ愛から考えれば当然(笑)。今回ご紹介したいのは2点目です。これもミヌッチ氏の考え方ですが地元にいる職人を守る、とは言っても四国に職人がいるのか…不安のよぎる中探しました。まずは、高松市で革製品の修理業をしているSPHERES GATE星出様。以前から靴の修理をお願いしており、その丁寧な仕事ぶりに感動していました。傍らでWELDという自社ブランドのドレスシューズを作っていたことも。そこでお願いしました「フィレンツェモデルの足元に似合う靴を作ってほしい・・」。そうして何度もやり取りして出来上がった靴がスリッポン2型。しかも、ほぼハンドでの作り込み。私が思っていた以上の完成度に驚嘆しました! 次はドレスシャツ。これに関しては全く知人もおらず、ネット検索しても、ほぼどこそこのOEM工場。諦めかけていた時に出会いました。徳島Triangle島本様。実際店舗を訪れてみると共同店舗ということでレディース中心のディスプレイ。正直とても不安な思いのなか、ちょっと上から目線で自身の着用しているイタリア製のお気に入りのシャツを見せて「これと同レベルなシャツを作れますか?」と依頼。数日後完成してきたものを見ると、これまたとてもハイレベルな完成度。後で知ったんですが、彼は徳島の藍染の普及に対する活動やLEXUS TAKUMI PJに選出されたりと、素晴らしい職人さんでした。しかし、そんな方が私の考えに共感して頂きModello Fのシャツを開発に携わって頂いた上に、MTMと言いながら注文の都度、型紙を起こして着心地を追求してくれています。お二人の詳細は、LINKに各社のHPを掲載していますので閲覧して下さい。イタリアの職人に負けないほどの実力を持つ彼らとの出会いに感謝しつつ四国発で『Fの流儀』を発信していきます。