イタリアスーツの特徴⑦
Ciao a tutti!
またもやイタリアスーツの特徴といいつつ食の話から入ります。西洋の料理といえばフランス料理とイタリア料理をまず思い浮かべる方が多いと思います。両者とも明治時代に日本に入ってきたと聞いています。ソースを特徴とするフランス料理に対し、オリーブオイルや塩を主として味付けされるイタリア料理。高い地位を獲得したのはフランス料理ですが、広く一般にまで浸透したのはイタリア料理。一概には言えませんが、シンプルな味付けの料理が日本の家庭料理に似ていたからではないかと思います。車に関しても、私の知人にベンツEとマセラティに乗られている方がいて、ベンツは安定した走行が売り、対してマセラティは安心感はないが乗っていて楽しいと言います。私もベンツAとフィアットパンダに乗っていますが小型車になっても全く同じ感想です。ビジネスにはドイツ車、休日にはイタリア車という感じですか。車の話題になったので、ミヌッチ氏の愛車は・・?出会った頃は、旧型のフィアット500,その後はベンツGカブリオレでした。登山が趣味だったので、ずっと乗りたかったらしいです。スーツに関しても、日本に比べ年間の気温差があまりなく気温も低めな環境で育まれたイギリス流のスーツがまず日本に入ってきましたが、知名度の高いのはイタリア流。各媒体の努力の成果とも思いますが、日本の高温多湿な気候によりマッチした事が要因と思われます。色々と比較しましたが、どちらが良いとか悪いとかではなく、自分のライフスタイルや感性によりマッチしたモノ選びをしてみれば生活もさらに豊かになると私は思います。昨今、高級時計や絵画が売れていると聞いてますが、「資産としてどれくらいの価値があるか」「転売したら儲かる」という理由からだそうです。そういう考えを私は否定する気はありませんが、どちらとも自身の人生を豊かにするもの。私は20年フィレンツェのスタイルを続けていて、周りの環境は大きく変化していきますが、変わらず豊かな気持ちでいることが出来ています。