Franco minucci④
フランコとシャツ
現在、STILE FのModello Fシャツを作ってくれているTRIANGLE様のギャラリーでPop-upStoreを開催させていただいています。という事で、今回のお題は『シャツ』。フランコに限らずクラッシック界のファショニスタと呼ばれている方々はシャツの下に下着を着ている人はいないと思います。ご存じな方も多いと思いますがシャツは下着だからです。「だって日本は湿気が…」そんな声も聞こえてきますが、そこで●●テックを辞めるか辞めないかは皆様の自由です。さて本題ですが、フランコの持っているシャツは、ほとんどが白か薄いブルー基調。しかも、リネンやコットンの170番以上のとても柔らかい素材(アイコンを参照して下さい)のモノばかり。ジャケットを着る事やネクタイをする事が大前提でありシャツの柄がコーディネートの邪魔をしてはいけない。また、直接肌に触れるモノであり、今時分はご自宅でニットの下にドレスシャツ(本当に普段からドレスシャツなんです・・)を着るために柔らかさも必須。だからこその至極自然な選択です。また、サイズもネックサイズ以外はワンサイズどころかツーサイズくらい上のゆったり加減。当然、キーパーも入っていません。だから、ジャケットから襟がハネます。でも彼の言うところのこれが「抜け感」なのです。確かに、TIEYOURTIEの初期に扱っていたブリーニなんかもこの仕様でした。毎日着て過ごすわけだからストレスの感じない仕様となるのが正解なのです。現在のジャストサイズ志向とは反しますが、毎日着続けたフランコが考えて考え抜いた結果の仕様がこの色、素材、仕様、サイズなのだと思います。ちなみにTRIANGLE様のModelloFは、まさにこの思考を実現したものとなっています。