Franco Minucci①

フランコのサイズ感

いつも私のつたない文章にお付き合い頂き感謝しています。タイトル分けをして記載していたつもりなのですが、結局私の伝えたいことはフランコミヌッチのことであることに今更ながら気づきました。今後はタイトルを『FrancoMinucci』に統一し、文章内の彼の呼称も普段の呼び方であった『フランコ』に変更します。そしてフランコは亡くなりましたが、あえて過去形でなく現在進行形での記載とします。今後もよろしくお願いします。先日、私の20年前にオーダーした『Seminara』の画像をインスタに投稿しました。20年前と今は体重の変化はあまりないのですが、当時ジム通いしていた為体型には変化があり、今は上半身がかなり細くなっています。だから若干オーバーサイズ感はありますが気にせず着用しています。それはなぜか・・? フランコは体型にとてもコンプレックスをお持ちの方です。背は低いし、外国人特有の猫背だし、胴回りのわりに手足は異常に細いし・・。特に高齢や病気の影響もあり体型が大きく変化し痩せています。ですから彼の画像はオーバーサイズに見えるものが多いのです。しかし、彼はスーツ(特に上着)の補正はあまりしません。理由は『引越の際(数年前健康上の理由で同じマンションの最上階から2階に引越)洋服も整理し、今は本当に気に入っていているものだけある。正直、私が着心地が悪いと思わないうちはお直しはいらない・・』から。Seminaraのアトリエに行ったときにフランコがオーダーしたコートの完成品(アイキャッチ画像分)がありました。一度だけPITTI UOMOに着ていったが、自身が想像していたものよりも重く感じたので、以後自宅へ持ち帰ろうともしなかったと店主ジャンニ氏に聞いたことがあります(代金は払ったのだろうか?笑)。ちなみにサイズには何の問題もなかったそうです。彼は彼の信念の通り、若干のサイズ感よりは『軽さ、柔らかさ、抜け感』を常に選択しているのです。

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