Franco Minucci ㊳
STILE F オーナーフランコと生地
最近、私の投稿しているフランコの画像を見て英国好きの方から「フランコさんの着ているジャケットはどこのツイードですか？」という問い合わせがあります。確かにフランコの選ぶ生地って一見英国製と思わす生地選択をしますし、英国スタイルには一定のリスペクト感はあります。しかし、彼のモットーである「軽さ」「柔らかさ」「抜け感」を考慮すると、イギリスの固くコシのある生地が苦手なのは明白です。アイキャッチ画像は英国の某有名生地メーカーのバンチ帳を見ているものですが、やはりカシミア系のものでないとよい顔をしません。ツイードのジャケットも持っていません。「あれは狩りの時に着るもんだろ…」と。地元トスカーナの有名生地カセンティーノも同様の理由で苦手です。何度も言っていますが、どこそこの生地メーカーではなく、どんなケースで着るか、に選択の重きを置いているのです。フィレンツェという景観に馴染む、そして毎日着るから柔らかい着心地の良い生地を選ぶ、至極当たり前の事なのかも知れません。
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いつも拝見してます。フランコさんはダウンも着用されるのですね、ステンカラーか、チェスターコートを着用されてる写真はみたことがありますが、アウターを選ぶポイントはどんな所でしょうか？
Pele様、いつもありがとうございます。フランコのアウター選びのポイントは、「誰と会い、何処へ行き、何をするか」でしょうね。撮影などではステンカラーやチェスターを着るので皆さんのご存じの印象通りですが、ごく親しい友人に会う時やチェントロ（中心街）に自転車で行くときはダウンを着用します。ダウンについては、次回Blogにて紹介予定です。