Franco Minucci㉜

フランコとワイン

先日、知人の開催するイタリアワインの試飲会へ行ってきました。神戸よりイタリアワイン(特にトスカーナ)が大好きなインポーターさんが来店されており、ワイン目線からのトスカーナ文化について色々とご教授くださいました。彼曰く「フィレンツェの酒屋に行くと地元トスカーナのワインが9割」「肉が赤、魚が白、はフレンチの場合。イタリア人は、もっとカジュアルに地元ワインを愛している」などワインが日常の生活の中に深く溶け込んでいることをお教え下さいました。確かにフランコと食事に行くと、特に銘柄にはこだわらず、地元のトスカーナワインの中から、その日の天候や体調でワインを決めていました。『今日は暑いから白だな』『ちょっと体調がよくないから赤に氷をいれて薄めよう』的な感じで。フランコは実はそれ程お酒は強くないのですが、必ず食事の時は飲んでいました。ワインがあって初めて食事が完成する感じなんでしょうね。洋服にも同じ事が言えるんでしょうね。自身のスタイルが確立されているからこそ、肩の力を抜いて着こなしを楽しめる。うんちくや形式的な事ではなく、日常に深く落とし込んでいってこそ、本当のエレガントに到達するのだと思います。

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