フランコミヌッチとセッテピエゲ

Ciao a tutti!

セッテピエゲと言えば近年ファッショニスタの間では定番化してきた程に有名になりました。元々は、1940年代にアメリカで作られたものです。しかし、大量生産・大量消費という時代の流れとともにコストのかかるセッテピエゲは市場から無くなっていきました。時は流れ、80年代にミヌッチ氏がコモ湖のとある生地屋で40年代に作られたセッテピエゲと出会い製品化したことが、現在のセッテピエゲの源流となります。その後、まさにTIEYOURTIEの代名詞的な商品となりました。その創業者であったミヌッチ氏はいつもいつもネクタイを締めているようなイメージをお持ちの方も少なくはないと思います。しかし私のイメージでは胸元はネクタイを締めているよりもシャツの第二ボタンまで開けている方が強いです。でもいつも持っているんですよ、セッテピエゲ。ジャケットの腰ポケットのなかに!そして、食事に行こうとなった時にさっと着けるんです、鏡も見ないで。もともと芯地のない非常に軽いネクタイですから、正直結ぶのも難しいです。でも『そんなに神経質にならないで、その日のタイの表情を楽しめばいい』って言うんです。大剣よりも小剣を長く結びながら・・・。恐らく本人的は凄く計算していると思います。でも、そんな事は一ミリもにおわせずに。ネクタイ一本に対する接し方、本当にエレガンテ、そしてとても豊かと私は思いました。

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