イタリアスーツの特徴②

Ciao a tutti!

さて前回に引き続きイタリアスーツの特徴、今回はフィレンツェ流スーツについて語りましょう。フィレンツェ流の外観の特徴は「PRODUCTS」にサイバラを斜めに入れて云々・・と語っていますが、重要なのは中庸であるということです。ミラノやナポリのように着用した時にあまり特徴がないのです。つまり着る側の個性が大切であるということです。突然ですが、ワインの話をします。皆さんご存知のようにイタリアにも沢山のワインがあります。フィレンツェの位置するトスカーナ地方にもキャンティ等優れたワインが沢山ありますが、トスカーナ地方で特に有名な葡萄品種サンジョベーゼから成るトスカーナワインは恐ろしいほどに中庸です。しかし、肉や豆に塩・胡椒・オリーブオイルにて味付けをしたトスカーナ料理や無塩のトスカーナパンと一緒に食した時にワインの実力が最大限引き出されます。まさにスーツにおいても同様な事が言えるのです。あなたがいて初めてスタイリングが完成するのです。これが、フィレンツェ流スーツの最たる特徴であると私は思います。あっ、前回の最後になぜミヌッチ氏がフィレンツェ流スーツを選んだのか、の回答をします。それはミヌッチ氏がフィオレンティーノ(フィレンツェ人)だからです・・・ちなみに彼はローマ生まれです。私も高松市生まれのフィオレンティーノです(笑)。

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